奈良の自然観察

大和郡山市を中心に植物や昆虫を調べていきます。

桜を調べる シナミザクラ?

いつも散歩している金魚池の近くに桜が咲いています。なんという名前の桜なのか調べるために、3月7日に写真を撮りに行き、一房、採取してきました。調べた結果を載せます。

こんな花です。たぶん、2月終わりごろから咲いていたのではないかと思います。

萼の写真を撮ってみました。萼片も萼筒も特徴的な形をしています。

一房採取してきて、実体顕微鏡で撮影してみました。この形と大原隆明著、「サクラハンドブック」(文一総合、2022)の写真と比較してシナミザクラではないかと思いました。

採取してきた一房です。下の方は鱗片で覆われています。

その鱗片を剝がしたところです。

花の柄の付け根の部分に苞がついていました。形は「サクラハンドブック」の写真とよく似ています。

 

後は葉を見ないといけないのですが、まだ、葉がでていないので、とりあえずここまでです。ここまでのところ、シナミザクラの可能性が高いのではと思っています。「サクラハンドブック」によると、シナミザクラは中国原産の野生種で、花は地味だが、果実は甘酸っぱく食用に向くとのことです。「暖地桜桃」という商品名で家庭用果樹として流通しているそうです。