大和郡山にある洞泉寺の裏に桜の木が生えています。ソメイヨシノは花時にほとんど葉は見られないのですが、ここの桜は花時にもう葉が出ています。それで、違う種類だろうと思って調べてみました。2025年4月7日のことです。

洞泉寺の裏の桜は2本生えています。その右側の木についてです。

花は白くて大型です。

萼筒を撮って、「サクラハンドブック」の写真と比べてみました。「ハンドブック」には、「萼筒は細い筒状の釣り鐘状、無毛。小花柄も無毛。」と書かれています。萼筒の形はよく似ています。萼筒にも花柄にも細かい毛が生えているような気がしますが、おおむね無毛です。

「ハンドブック」には、「萼片は大型。縁に鋸歯が目立つ個体が多い」とのことですが、この写真では鋸歯はなさそうです。

苞はくさび形というのですが、どれを指すのかよくわかりません。


「ハンドブック」によると、葉の先端は尾状に伸び、また、鋸歯は外向きで先が糸のように長く伸びるとのことですが、まさにその通りです。ということで、葉の鋸歯の先端が糸状に伸びるというのが、一番区別をつけやすい性質のようです。

次は左側の木です。

やはり花は大型です。


萼の形は右の木と変わりがありませんが、萼片には基部に大きな鋸歯があります。

苞はくさび形です。


葉の鋸歯の先端は糸状に長く伸びています。ということで、左右両方ともオオシマザクラでよさそうです。
オオシマザクラは伊豆~房総の海沿いに生育し、薪炭用や接ぎ木用として栽培されているそうです。多くの栽培品種の親となっているようです。